【実写あり】SAMYANG 85mm F1.4 AS IF UMC をレビュー!単焦点中望遠レンズ入門におすすめ。
こんにちは。てつみー (@te23_photohibi) です。
SAMYANGの単焦点中望遠レンズ「85mm F1.4 AS IF UMC」をレビューします。
こちらのモデル、完全にMF(マニュアルフォーカス)のレンズなのですが、実売価格で4万円代という素晴らしいコストパフォーマンス。
国内メーカーの同等のスペックのレンズだと10万円を超えますので、驚きですよね。
SAMYANGのレンズは基本的にMFが主流で(近年AFのものも増えているようですが)、オプション機能を削ぎ落とすことでコスパに還元させているようです。そういうストイックなスタンスも良いですね。
記事の後半で実写サンプルもいくつかご紹介していますので、合わせてチェックしてみてください。
外観
外箱はこんな感じです。中には本体、前後のキャップ、ポーチ、レンズフードが付属しています。
本体ですが、価格の割にしっかりとした印象で、安っぽさはありません。
重量は540gと、このクラスにしては軽量ですが、案外ずっしりとした印象でした。
一応、詳細スペックを記載しておきます。
焦点距離 85mm 明るさ F1.4 – F22 フォーマットサイズ 35mmフルサイズ 画角 35mm(1x) : 28.3°(対角)
APS-C(1.5x) : 19.1°(対角)
APS-C(1.6x) : 17.7°(対角)最短撮影距離 1.0m レンズ構成 7群9枚 フィルターサイズ 72mm 大きさ ニコンF(AE) : 72.2×Φ78mm
キヤノンEF : 74.7×Φ78mm
ペンタックスK : 73.2×Φ78mm
ソニーA : 74.2×Φ78mm質量 ニコンF(AE) : 520g
キヤノンEF : 540g
ペンタックスK : 510g
ソニーA : 530gレンズフード 付属 ケンコー・トキナーWebサイトより
実写サンプル
今回は大阪の街を歩きながらスナップ撮影をしましたので、実写サンプルをご紹介します。
慣れないマニュアールフォーカスに戸惑いながらも、映し出される画の良さに驚きました。
めちゃくちゃ良いです。85mmの明るい単焦点レンズもMFレンズも初めてだったのですが、1枚目を撮影した瞬間にCANON純正レンズとの色味の差がハッキリ分かりました。
純正レンズよりも青が強く、あっさりスッキリとした印象です。
細か〜く見ると、コントラストの強い部分などには色収差が出やすいですが、ピントの合っている部分はしっかりと解像してくれます。
一方で、背景に向かうボケ味は非常になめらかで美しい。この辺りは大口径の中望遠レンズならではです。
つづいて、小さな公園で撮影してみました。
雲が流れて、少し陽が射してきたので、光と影を活かした撮影に挑戦。
最短焦点距離は1.0mと大きな数値になっていますので、ポートレートや風景撮影に向いているレンズですね。
やや陽が傾き始め、夕日の時間になってきました。
歩きっぱなしで疲れが出てきたので、ここで少し休憩を挟み、夜景へと移行しました。
F1.4なので、暗くなってからもISO800〜1600程度で十分に撮影が可能です。
まとめ
SAMYANG 85mm F1.4のレビューでした。
使ってみた感想としては、価格の割にかなり優秀なレンズです。
少々クセはあるものの、85mm単焦点の世界を味わってみたい人にはかなりおすすめの一本。
今回は街角スナップでしたが、ポートレイト撮影でも力を発揮してくれそう。
デメリットはマニュアルフォーカスという点ですが、ここはご愛嬌。
ファインダーを覗いてじっくりとピントを合わせている時間も案外悪くないです(笑)
それでは、また。
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コメント一覧 (2件)
こんにちは。私も(APS-Cですが)サムヤンの12mm F2を使っています。画角の広さと明るさ,コンパクトさに重宝しています。
さん太さん
コメントありがとうございます!サムヤンレンズ、良いですよね〜!絶賛「広角が欲しい病」にかかっていますので、参考になります(笑)サムヤンユーザー同士、仲良くしてください〜!^^