クリップオンストロボの使い方を解説!Canonのストロボならこれがおすすめ。

こんにちは。てつみー (@te23_photohibi) です。

暗いシーンで写真を撮影するときに役立つカメラのストロボ。中でもカメラに後付けできるクリップオンストロボはかなり使い勝手がよく、屋内などの暗い場所でもブレたりせず、ISO感度も上げたりすることなくキレイに撮影することができます。

今回はクリップオンストロボの基本的な使い方と、おすすめのストロボをご紹介します。

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内蔵フラッシュとはどう違うのか?

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クリップオンストロボというのは、いわゆる後付けのストロボになります。よく結婚式などで見かけるカメラマンがひっつけている大きなストロボ…、あれです。

デジタルカメラには内蔵のフラッシュ機能が付帯していたりもするのですが、それとは光の明るさや使い勝手が全く異なります。

内蔵のストロボはほとんどが真っ正面にしか光を飛ばすことができませんが、クリップオンストロボは光の方向を自由にコントロールすることができます。

明るく照らせりゃ別になんでもよくね?と思うかもしれませんが、実はこれがなかなか大きな違いなのです。

光は基本的にバウンスさせること。まっすぐ飛ばすのはNG!

基本的な操作方法は各商品の説明書を参照いただくとして、実際に撮影するときにどのように使うのが良いか解説します。まずは下の3つの画像を見比べてみてください。

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撮影方法による画像の違い

それぞれ、

①ストロボなし
②ストロボあり(直射)
③ストロボあり(バウンス)

と撮り方を分けています。

こう見ると、なんとなく「③ストロボあり(バウンス)」が一番キレイに写っていると思いませんか?②も明るくはなっていますが、ハイライトがドギツく、落ちている影も濃い印象です。一方③の画像は全体的に光が周り、モチーフのデティールも分かりやすくなっていますね。

どういうことかというと、被写体に直接光を当てるのではなく、下図のように一度天井でワンクッションさせることで、光を散らして柔らかい自然光のように撮影することができるのです。このテクニックを「バウンス」といいます。

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バウンスの仕組み

先ほども述べましたが、クリップオンストロボと内蔵ストロボとの大きな違いは、 ある程度自由に光を飛ばす方向をコントロールできるという点です。先端に付いている発光部を上下左右に向きを変えることができますので、それを活用し光が天井の方を向くように調整します。バウンスさせて大きく柔らかな光を作りましょう。

バウンスの種類

バウンスの基本は天井に光を反射させるのですが、結婚式場などの天井が高い場所では光の反射が少なく、うまく光が返ってこない可能性があります。

そんな時は、近くにある壁や板などを利用してバウンスさせると良いと思います。ただし、跳ね返る光は色の影響を受けますので、できるだけ白めの明るいものにバウンスさせるのが基本です。

屋外の場合や、近くに反射させるものが見つからない場合は直接光を当てることになりますが、光を散らして和らげてくれる「ディフューザー」というものがありますので、こちらを使うようにしましょう。

兎にも角にも、よほど狙いがある場合を除いてはストロボの直当ては厳禁です。立体感が無く、いかにもストロボ焚きました感が出ている写真は安っぽく見えてしまいますので注意しましょう。

おすすめのストロボ(Canonユーザー向け)

光の強さや、使い勝手の良さ、費用のバランスを考慮すると圧倒的にCanonの「スピードライト430EX III-RT」がおすすめです。ストロボ側で発光量などの微調整ができるので使い勝手も良いですし、バウンスアダプターとカラーフィルターが付属しているのもポイント高めです。

さらに、430EXのアップグレード版(?)ともいえる「スピードライト470EX-AI」。AIが搭載されていて、被写体との距離を計測し自動で適切なバウンス角と発光量を設定してくれます。少々値段はUPしますが、ストロボ初心者には失敗が少なくおすすめです。これは欲しい。。。

もう少し手軽さが欲しい方には「スピードライトEL-100」がおすすめ。発光量や使いやすさでは430EXに劣りますが、幅65mm X 高92mm(約)と超コンパクト設計で持ち運びにはありがたいサイズ感になっています。近年のフルサイズミラーレスにはちょうど良いサイズ感かもしれませんね。もちろん、バウンスできるように発光部の向きは自由に変えることができます。

まとめ

ストロボを使いこなせるようになると、撮影の幅が一気に広がりますので是非とも挑戦してみてください。僕もまだまだ修行中ですが、また何か発見があればこちらのブログにて発表しようと思います。

それでは、また。

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