【強すぎる…】Canon RF24-70mm F2.8 L IS USMは超万能の標準ズームレンズ。実力派RFレンズを実写サンプル付きでレビュー!
こんにちは。てつみー (@te23_photohibi) です。
CanonのRFマウントで使える標準ズームレンズ、RF24-70mm F2.8 L を使ってみました。描写性能も高く、標準域をカバーできる画角は魅力的な1本。かなりの実力派です。実写サンプルもいくつか載せていますので参考にしてみてください。
RF24-70mm F2.8 L IS USMについて
「RF24-70mm F2.8 L IS USM」とはどんなレンズなのか?
説明も兼ねてご紹介します。
スペック
まずはスペックを見ていきましょう。比較対象として、右の欄にはEFマウントの同クラス製品を入れています。
旧来のEFレンズよりも若干大きく・重たくなっているものの、手ブレ補正機構(IS)が搭載されたのはすごい。実はこれ、このモデルの歴史的な進歩と言っても過言ではないんです。
このレンズの為にEOS RやRFを購入しても良いとすら思うくらいスゴイことです!
Canon独自のレンズ内手ブレ補正機構がIS(Image Stabilizer)です。Canonのカメラには、ボディ内に手ブレ補正機構を搭載していないモデルが多いため、手持ち撮影の際にIS付きのレンズが重宝します。
EFでは実現できなかったIS機構
なぜ、以前のモデルであるEFレンズにはISを搭載できなかったのか。そして、なぜRFになり実現する子ができたのでしょうか?
その秘密を調べてみると、ミラーレス一眼の構造にヒントがありました。
EFレンズ時代は、大型のレンズにISを搭載しようとすると尋常じゃないくらいサイズがデカくなるということでEF24-70mmへの搭載を諦めていたそうです。
しかし、RFレンズでは「ショートバックフォーカス(レンズからセンサーまでの距離が短い)」というミラーレス一眼の特徴を活かすことで、わずかなサイズアップでISの搭載を実現できるようになったのだとか。この辺りの話は下記の記事で詳しく語られています。
使い勝手抜群の標準ズームレンズ
RF24-70mm F2.8 L IS USMは、2019年9月末に発表されたRFマウント対応の標準ズームレンズ。
24mm-70mmという画角をカバーしていますので、風景やスナップ撮影をはじめ、ポートレートなど幅広い用途で活躍するであろう万能型のレンズです。
Canonの公式サイトにコンセプトムービーがありましたので貼り付けておきますね。
2019年に発売されたキャノンEOS RやEOS RPに搭載された「RFマウント」に対応したレンズ。
従来のEFマウントと同じ54mmの大口径を継承しつつ、通信速度や画質を向上させた次世代のマウントシステムです。
マウントというのはカメラ本体とレンズを接合する部分のことです。
RF24-70mm F2.8 L IS USMをレビュー!
ここで結論を申しますと、このレンズはかなりおすすめ!理由は、いろいろな場面で使える万能性に由来します。
24-70mmという画角は、日常のスナップから風景撮影、本格的なスタジオでのモデル撮影など、ありとあらゆるシチュエーションで使えるので、1本持っておくとかなり重宝します。
個人的には、普段の撮影で使用する画角は35mm〜50mmが多く、ほとんど標準レンズ1本あればまかなえます。
RF24-70mm F2.8のサイズ・重さ
サイズや重さはどのような感じなのか見ていきます。
まずは350ml缶との比較画像。レンズの方がひとまわり半くらい大きい印象ですね。
スペックによれば重量は900gですが、保護フィルター・リアキャップ・フードなどを装着すると1kgを少し超えるくらいの重さになります。
EOR RPに装着してみた
EOS RPにつけてみるとこのような感じになります。
コンパクトなRPに対してはややオーバーな印象ですが、ギリギリ片手でも本体ごと支えながら撮影できるくらいの重さとサイズです。
そもそもRPがかなりコンパクトなのでバランスは悪く見えますが、このサイズ感なら問題なく使えそうです!
RF24-70mm F2.8 L IS USMの実写サンプル集
百聞は一見に如かず。実写サンプルは重要な判断基準のひとつです。
早速さまざまなシチュエーションで撮影してきましたのでご覧ください。
人物の実写サンプル
風景の実写サンプル
食べ物の実写サンプル
実際に使ってみた感想
描写力はかなり高いです。F2.8ならではの滑らかなボケ味、ピントの合っているエリアはLレンズらしく鮮明な高解像度です。
24mm-70mmという画角も使い勝手が抜群に良い。どのシーンでもかなり満足度の高いパフォーマンスを発揮してくれそうです。
RF24-70mm F2.8 L IS USMのレビュー・口コミをチェック
実際に購入した人はどのように感じているのでしょうか?
Amazonのレビューや口コミサイトで、購入した人や使ってみた人の感想をチェックしてみました。
いずれの口コミも、一部抜粋と要約のために編集を加えています。
当レンズの吐き出す絵はクオリティが高く、単焦点並ではないかと思います。ただ、値段が高いですね。僕の評価が星4なのはそのためです。そう考えると、真のライバルはRF24-105のような気がします。僕は持っていませんが、多くの人はこれで十分なのかもしれません。なんといっても、手振れ補正が付いているのが大きいと思います。また、雨の中で撮影するときもあるので、防滴仕様なのが魅力です。
─── Dont useさん(価格.comレビューより)
ミラーレスだからと携帯性を求めると、このレンズは大きい・重いとなるでしょうけれども、一眼を使ってきた身としては至極当然のサイズだと感じます。 手振れ補正は最大5段分という事で、昼間なら大抵はISO 100でブレずに撮れてしまいます。どの焦点距離でも十分に解像してくれます。等倍でチェックしても、これと言った粗は見られません。開放でも解像度は高いので、深度の浅さに注意すれば開放から使っていけます。総じて、3000万画素のEOS Rで撮って見る限り十分な解像度です。
─── バッハの平均律さん(価格.comレビューより)
モダンでクオリティの高いデザイン、軽量コンパクト、IS搭載、どれをとっても素晴らしかったです!ISとAFについては、驚くほど静かで、滑らかで、高速です。価格だけもう少しなんとかならないかな…
─── Peter Ebelさん(Amazonレビューより)
※原文はドイツ語のため筆者の方で意訳しています
RF24-70mm F2.8 L IS USMのメリット・デメリット
上記の口コミから見えてくる、このレンズのメリットとデメリットをまとめてみると以下のような感じ。
メリット
・どの焦点距離でも高い解像度
・手ブレ補正機構が素晴らしい
・静かで滑らかな高速AF
デメリット
・大きくて重い
・値段が高い
購入者は総じて解像度やISについてベタ褒めしているので、レンズのクオリティは間違いはなさそうですよね。
実際に使ってみた感想として、クオリティはかなり高いと感じました。
まとめ:初めてのRFレンズとしてふさわしい逸品と言って良さそう!
RF24-70mm F2.8 L IS USMというレンズを実際に使ってみた感想と実写レビューでした。
口コミやレビューにも裏付けされるように、かなり万能で優秀なレンズだと思います。
1本目に買うなら、このRFレンズはベストかもしれませんね。
フィルターは82mmのものを
補足になりますが、このレンズのフィルター径は82mmですので、購入の際は同サイズの保護フィルターもお忘れなく!
HAKUBAのXC-PROというフィルターが品質が高くおすすめです。
それでは、また。
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