【EOS R6 レビュー】4つのレンズで撮り比べ!写真を撮るなら間違いなしの最強カメラ。
こんにちは。てつみー (@te23_photohibi) です。
CanonのEOS R6をメイン機として使用しています。手に入れてからというもの、毎日のように持ち歩いて使用していますが、これは本当にとんでもなく良いカメラです。
写真のクオリティをグッと上げてくれるカメラなので、撮影するのがめちゃくちゃ楽しい!
写真を撮るための機材って、やれカメラ本体(ボディ)だの、レンズだの、ストロボだの、フィルターだの…気が遠くなるほど無数の掛け合わせがあります。
そんな中で「ボディによってここまで写真に影響が出るものなのか」と痛感させてくれたのがEOS R6でした。
R6に買い換えてから「良い写真が撮れた」と感じることが増えたんです。
Canonのフルサイズミラーレス機、EOS R6をレビュー。実際に使ってみて感じたこと、実写サンプル、良いと思う点・イマイチと思った点などをご紹介していきます。
EOS R6について
EOS R6は2020年8月末にCanonから発売されたフルサイズミラーレス機。RFマウントを搭載したRシリーズの「NEW STANDARD」と位置づけられているモデルです。
スペック表
スペックは次のようになっています。
EOS R6 | |
---|---|
画像 | |
価格(※メーカー公式) | 335,500円(税込) |
発売日 | 2020年8月27日 |
有効画素数 | 2,010万 |
映像エンジン | DIGIC X |
常用ISO | 100〜10,2400 |
HDR PQ | ◯ |
連写 | 12コマ/秒(メカシャッター) 20コマ/秒(電子シャッター) |
AF | Dual Pixel CMOS AFII |
人物AF検出 | 瞳、顔、頭部 |
動物AF検出 | 瞳、顔、全身 |
AFスピード | 0.05秒 |
ボディ内手ぶれ補正 | ◯ |
EVF | 0.5型(369万ドット) |
測距輝度範囲 | EV -6.5~20 |
撮影可能枚数(最大) | 510 枚 |
液晶モニター (バリアングル) | 3.0 型(約162万ドット) |
動画撮影 | 4K(60P) |
カードスロット | 2つ(SD[UHS-II]X2) |
重量 (バッテリー・カード含む) | 約680g |
サイズ | W 138.4 X H 97.5 X D88.4mm |
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開封してみる
EOS R6はボディ単品以外に、RF24-105mm IS STMとのレンズキットでも販売されています。ちなみに僕はボディのみを購入しました。
毎回この瞬間はとてもワクワクします。
箱を開けるとボディ本体、専用バッテリー、バッテリーチャージャー、専用ストラップ、取扱説明書が同梱されています。
バッテリーはR5/R6用に新たに登場した「LP-E6NH」という型のもの。
写真であれば、フル充電で約510枚撮影が可能ですが、丸1日 撮影する場合は予備を1本持っておいた方が安心です。
散歩しながらスナップ撮影をすることが多いのですが、だいたい半日で1/3くらいまで減っていることが多いです。
外観とボタン
R6の外観を正面・背面・側面で見るとこのような感じ。
見た目に分かりやすい部分でいうと、操作部のボタン類が非常に多いです。ファインダーを覗きながら色々と設定をいじれるので、これはありがたいです。
液晶モニターはタッチパネル対応3.0型で約162万ドットというスペック。撮影した写真を綺麗にプレビューしてくれるので、撮影中もテンション上がります(笑)そして、もちろんバリアングル対応。
サイズと重さ
R6の重量は約680g。500mlペットボトルよりも少し重たいくらいですが、ここにレンズがつくと結構ずっしりとして重量感があります。
首から下げて1日持ち歩くと結構疲れます(苦笑)
サイズは以下の画像にまとめました。
メディアはUHS-IIのSDカード対応
EOS R6はUHS-IIのSDカードに対応しています。デュアルスロット(=2枚のカードを指すことができる)なので、写真と動画で使い分けたり、バックアップ用に同時記録をとったりすることができます。
売れ行きは絶好調の様子
定価335,500円という高価格帯ながら、ほぼ同時期に発売されたEOS R5とともに絶大な人気を誇るシリーズとなっています。価格.comの「デジタル一眼カメラ 人気売れ筋ランキング」では3位(2021年5月現在)を獲得するなど、その人気は折り紙つき。
この売れ行きはCanon側も嬉しい誤算だったようで、発売当初は生産が追いつかなくなるほどの人気機種となりました。
EOS R6の3つの特徴
人気大爆発中のEOS R6ですが、何がそんなにすごいのか?
3つの特徴とともに解説していきます。
[ 特徴1 ]史上初となるボディ内手ぶれ補正
EFマウント時代から数えると、とっても歴史の長いEOSシリーズ。その史上初となるボディ内手ぶれ補正機構を搭載したのがEOS R5とR6なのです。
これまでのCanonは、IS(Image Stabilizer)といわれる「レンズ側での手ぶれ補正機構」一辺倒。各メーカーがボディ内手ぶれ補正を搭載したミラーレス機を次々と投入する中、Canonは完全に遅れを取っていました。
そんな折、世の中では空前のオールドレンズブームが巻き起こります。
ミラーレス機の普及に伴い、フィルムカメラ時代の古いレンズが再利用できるようになったのです。SNSなどを中心に、柔らかくて味のある写真が人気を集め始めました。
もちろん、フィルム時代のオールドレンズにはISのような手ぶれ補正機構は搭載されていません。
つまり、ボディ内手ぶれ補正が付いていないカメラでは手ブレが起きやすく使いにくいのです…。この点で、IS非搭載のオールドレンズを使いたいユーザーの多くが他メーカーへと目を向けてしまった感がありました。
実は2年前(2018年)まではミラーレス機のシェア数No.1メーカーはオリンパスでした。
しかし、カメラファンからCanonへの期待は高く、2018年に「EOS R」が発売されると一気にシェアトップへと躍り出ます。
この辺りはやはり王者の貫禄がありますね。
少し話が逸れてしまいましたが、ボディ内手ぶれ補正はCanonユーザーの超超超超超・待望の機能だったのです。
そして、満を持してボディ内手ぶれ補正を搭載したR5とR6は、革命的フルサイズミラーレス機として注目を集めているというわけです。
この情報を得た瞬間、僕は買うことを決意しました(笑)
[ 特徴2 ]最大20コマ/秒の連写性能
これも驚異的な数値ですが、連写性能はなんと最大で20コマ/秒!
SONYのα9IIが同じく最大20コマ/秒というスペックですが、これはどちらも電子シャッター時の性能になります。
ミラーレス機のシャッターには電子シャッターとメカシャッターがあります。
今回は詳しいことは省きますが、メカシャッター時の連写性能を比較するとCanonの方が上回っています。
メカシャッター時の連写性能
・EOS R6…最高約12コマ/秒
・α9 II…最高約10コマ/秒
※両者ともにレンズ性能などの条件あり
これまでのCanonの最高連写速度は、プロ機であるEOS-1D X Mark IIIの最高約16コマ/秒だったので、R6はそれを4コマも上げてきたということになります。
[ 特徴3 ]Digic Xと高感度CMOSセンサーによる画質の良さ
R6の映し出す画像は本当に美しいです。その高画質を支えているのが最新の映像エンジンDigic Xと、高感度&高速性能を持った35mフルサイズCMOSセンサー。
横文字が多すぎて何のこっちゃ!ではありますが、とにもかくにも「写真が綺麗に撮れる」と思ってください(笑)
さらにR6はISO感度がR5よりも優れており、常用最高ISO102,400の高感度性能。なかなか使う機会はないと思いますが、拡張設定にすることでISO204,800まで上げることもできます。
ISO感度は高ければ高いほど暗いシーンでも明るく写すことができますが、その分ノイズが増えていきます。そのノイズを映像エンジンのDigic Xが処理して美しく仕上げてくれるというわけです。
実写サンプル&レビュー
ここからは実際にR6で撮影した写真をご紹介します。
最新のRFレンズからオールドレンズまで、色々な組み合わせで撮影してみました。
① RF35mm F1.8 MACRO IS STM
② RF85mm F1.2 L USM
③ Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4
④ FD 50mm f1.4 S.S.C.
①RF35mm F1.8 MACRO IS STM
②RF85mm F1.2 L USM
③Voigtlander NOKTON classic 40mm F1.4
④FD 50mm f1.4 S.S.C.
良い点とイマイチな点
EOS R6の特徴や実写サンプルなどをご紹介してきましたが、個人的に良いなと思った部分と、イマイチだなと感じた部分を解説していきます。
- ボディ内手ブレ補正が想像以上にすごい
- Digic Xなので画質がかなり良い
- 120fpsのEVFで快適に撮影できる
- カスタマイズできるボタンが多い
- 在庫が少なく入手しづらい
- 値段設定が絶妙に高い
- 持ち歩くにはやや大きくて重たい
総じて「めちゃくちゃ良い」という評価ではありますが、在庫の少なさや値段設定、重量感などはややマイナスポイント…。
とはいえ、やはり性能的な箇所で言うと全くネガポイントはなく、写真のクオリティを求めるならとてつもなく良いカメラだと感じています。
僕はR6を購入して以来、シンプルに写真を撮るのがさらに楽しくなりました。
まとめ
EOS R6を使ってみた感想とレビューでした。2ヶ月間使ってみて、個人的にはかなり良いカメラだと実感しています。
繰り返しになりますが、写真のクオリティを引き上げてくれるので、撮影が楽しくなります!
写真を取る方には是非ともおすすめしたい1台ですので、ご検討中の方の参考になれば嬉しいです。
それでは、また。
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